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おびすやは60年続いた相馬市の民宿でした。
東日本大震災により被災し、津波により建物は全壊。廃業を余儀なくされました。
10年が経ち、復興が進み、町の風景も松川浦も元の姿を取り戻し、松川浦には冬の風物詩である海苔棚が並びました。
10年経っても聞こえてきたのは
「また作ってよ」、「また食べたい」、「おいしかったんだよな〜」という地元民の声でした。
こんなにも地域に愛された佃煮だったことを改めて知りました。
あの日から11年。
乗り越えたと思います。
民宿はなくとも、あの日の味は変わっておりません。
おびすやの佃煮をご賞味ください。
福島県唯一の潟湖で、その景観の美しさから日本百景に選定されている相馬市の「松川浦」。
そんな松川浦も2011年3月11日に壊滅的な被害を受けました。
しかし生産者は諦めず、復興は進み松川浦は少しずつ、元の姿を取り戻しつつあります。
松川浦の名産であるアオサノリは、その青々とした見た目と上質さゆえに相馬市では古くから、「青のり」と親しみを込めて呼ばれていました。
震災を乗り越えた松川浦。
そんな松川浦から生産者たちが心を込めて摘み取った、アオサノリをふんだんに使用しています。
震災前まで母が作っていた、おびすやの青のり佃煮。
その年、その年で松川浦のアオサノリの出来は異なります。
ちょっとした環境の違いで海水の含有量や収穫量に違いが出てくるため、佃煮を作る際には、一定品質以上のアオサノリを選別し使用しています。
また、一般に海苔の佃煮というと、ドロドロとした印象が
ありますが、アオサノリの品質に合わせて、煮込む時間を程よく調整し、丁寧に仕上げることで、まるで生のようなアオサノリの葉一枚いちまいが分かる食感に仕上げております。
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